怒りとの付き合い方とは。
『AERA 2017年9月11日増大号 炎上人の感情決壊』を読みました。福山雅治さんが表紙です。
【感情決壊する人々(家庭)】
怒りに対して、どうしたらいいのか?
・口に出して「ガミガミ、ガミガミ」「もう、プンスカ」と言う
・「ラベリング」で回避する
「私のかわいい◯◯ちゃん」「◯◯ちゃんはできる子なんだから〜」とラベリングして、相手を持ち上げる
・少しずつ爆発させる
いつもニコニコ太陽のように家族を見守っている「慈母幻想」。近代以降の『母親=温かい』という幻想。仲良くすることはいいことと言われ、感情をあまり出さないように育ってきた世代。
そう、家庭だって、子育てだって、思う通りにいかないことが多いのに、いつもニコニコしているのが、理想のいいお母さん。そんな幻想に縛られています。
なるべく怒らないようにしてるつもりですが、爆発して、自己嫌悪。
新入社員の教育も、怒られるとやる気をなくす、まず傾聴する、一緒に考える、褒める、と言われます。
怒りを発散する場所がなかなかありません。
散歩したり、深呼吸したり、怒りを感じる自分を客観的にみてみます。怒りを感じるのは、自分の期待通りでないから。勝手に期待したり、価値観を押し付けないようにしよう。
『自分が変えることができるのは、自分の考え方や行動だけ』
自分だけが頑張っている気持ちになったら、頑張るのをやめよう。それでも感じる怒りは小出しにしていこう。どうしてなんだろう、なんて考えてないで、他の楽しいことを考えよう。
ノーベル物理学賞の中村修二教授は言われています。
「怒りが私の研究の原動力だ」と。
いい方向に働いて、結果を出せればいいのでしょうね。