お盆です。簡素化しました。

お盆は、先祖や亡くなった人たちが浄土から地上に戻ってくると言われています。先祖の精霊をお迎えし、供養をする期間です。東京、横浜、静岡などは7月13日〜16日、その他の地域は8月13日〜16日が多いとのことです。

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子供の頃は、親戚一同が集まりました。父は長男で、兄弟が多く、何十人も来ました。料理の準備に、母は大変そうでした。私も数日前から、買物や掃除、準備をお手伝い。

盆棚を設置したり、精霊馬と精霊牛を作ったり、行灯を組み立てたり。お盆中は、盆供を三食そなえます。

当日は、親戚を迎え、もてなし、台所でなんとなく食べ、片付け。男性陣は飲んで、食べて、騒いで、楽しそう。女性陣は気持ち程度に、片付けなどを手伝ってくれました。

 

 今にして思えば、年に数回、親兄弟で実家に集まることが楽しかったのだと思います。でも、準備する方は大変でした。母も仕方ないと思いつつ、つい愚痴が出てしまったのでしょう。私にはあまりいい思い出ではありません。男の子よりも女の子の方が、圧倒的にお手伝いが多かったのです。

 

今は、親戚の数も少なくなりました。それぞれ仕事があるし、準備に多くの時間をかけていられません。お盆が平日で、仕事の人がいることもあります。

料理を持ち寄ったり、デリバリーや販売しているものも適宜使って、過度な負担がなく、親戚が集まっています。みんなが座って、食べたり、飲んだり、おしゃべりして、全員が楽しい時間を過ごせるのが一番です。

 

仏壇の掃除、行灯の組み立て、お墓の掃除、お墓参り、と随分簡素化しました。細かい形式にとらわれず、「ご先祖様を敬い、今の自分があるのはご先祖様のおかげという感謝」を子供達に伝えられればいいかな、と思います。